「003」は舷窓風オクタゴンベゼル、「002」はカットスリットのボリューミーベゼル。ふたつのMA011は腕で絶えず主張し続ける。
トレンドど真ん中のレトロモダンスタイル
マディソン ニューヨークは1987年にニューヨークで誕生したブランドだ。カジュアルなモデルが中心で、メンズもレディースも人気の「キャンディ タイム」のようにカラフルで低価格でハイクオリティ……そんなイメージが全世界的にすっかり定着している。
そういう意味では今回の2モデル(MA011002、MA011003)は、「カラフル」というところがイメージ通りではないかもしれない。そのかわりに高級腕時計の世界のトレンドをしっかりとらえている。今、高級腕時計の世界はラージサイズで懐古調の「レトロモダン」が席巻している。002と003はデザインがまったく違うけれど、どちらもどストライクのレトロモダンなクロノグラフウォッチなのだ。
スリットベゼルが特徴的な002、船の舷窓のようなオクタゴン(八角形)ベゼルが目を惹くデザインの003も、大きいだけでなく、厚みもあって全体的にボリューミー。だからジャケットやコート、ブルゾンなどのソデ口でも、埋もれたりせず存在感を発揮するのが頼もしい。「良い時計でしょ」とリストで自己主張し続けてくれるのだ。
もちろん従来のマディソン ニューヨークのイメージ通り、変わらないところもある。002も003も低価格はキープ。クオリティの面では、信頼性の高いクォーツムーヴメントを採用し、堅牢で仕上げにもこだわったケース、上質なレザーストラップ……マディソン ニューヨークの伝統は守られている。
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