クロノグラフは“柔”それとも“剛”

roberto cavalli BY FRANCK MULLER

ともに共通するのは
心地良い重量感

　機械式ムーヴメントのロベルト カヴァリ バイ フランク ミュラー。ともに自動巻を搭載する『079』シリーズと『039』シリーズを紹介しよう。43㎜の『079』に対し『039』は44㎜とケースサイズは異なるものの、ともに12時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを配置する3カウンター。若干デザインは異なるが、文字盤に敷かれた模様も亀甲型六角形。が、しかし、この両シリーズのキャラクターはまったく異なっている、というか真逆。その原因はベゼルだ。デカゴンの『079』は段差がつけられた角張ったもので、その立体的な造形がどことなく剛強なイメージとなっている。それに対し、マイルドな雰囲気が漂うラウンドベゼルの『039』はオーソドックスなすっきり系。ちょっぴり“やんちゃ”系の『079』と“優等生”っぽい『039』と言ったら言い過ぎだろうか。

079 series

攻めた時計は注目度高し！

立体的なベゼルが独特なムードを醸し出すクロノグラフ。ブランドのアイデンティティでもある亀甲の六角形を敷き詰めた文字盤とスタッズインデックスとの組み合わせ。
■ケースサイズ／43㎜　
■ムーヴメント／自動巻
■防水性能／50m

039 series

飽きのこないクロノの優等生

オクタゴン(八角形)とプレーンなラウンドの組み合わせで形成されたシルエット。日付に加えて曜日も表示するデイデイトを装備したオーソドックスなクロノグラフ。
■ケースサイズ／44㎜　
■ムーヴメント／自動巻
■防水性能／100m

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