roberto cavalli BY FRANCK MULLER
キャラの異なるふたつのドデカゴン
2022年の新作『171』は、6時位置の当日をセンターにして前後2日間、合計5日間を一気に表示する5デイズウインドウが目を引く。太くてがっしりとしたベゼルも特徴的で、削り出し風なところも男前な雰囲気があってかっこ良さをアピールする。
一方の『143』は、15分まで1分刻みのダイバーズ風ベゼルがアイポイントのひとつ。ダイヤルも王道のダイバーズデザインだ。
重厚感のある『171』に対して、軽やかなイメージの『143』。文字盤のデザインは前者が亀甲模様に対し後者は波模様。凝ったダイヤルの細工にも、それぞれ個性が感じられる。しかし、実はこのふたつのシリーズは「兄弟」というか「姉妹」というか、同じDNAを持った腕時計なのだ。どちらも43㎜のドデカゴン(十二角)のメインケースとラウンドベゼルの組み合わせ。堅牢なケース&ベゼルなのにスポーティーであるという基本コンセプトは同一だ。
印象はずいぶん異なるが、使い勝手が良いという点でも実はこの2シリーズはよく似ている。
171 series
迫力のベゼルが男っぽさを強調
ラウンドタイプのプレーンなベゼルは、実寸よりも大きくて重厚なイメージ。12時のアワーマーカーにはブランドエンブレムが誇らしげにデザインされている。ベルトはSSブレスと本革レザーをラインナップ。
■ケースサイズ/43㎜
■ムーヴメント/クォーツ
■防水性能/100m防水
143 series
この夏の相棒は『143』で決まり!
12角形ケースとラウンドベゼルの組み合わせは『171』と共通点だが、この『143』のベゼルはダイバーズタイプ。夜光塗料が施されたビッグドットインデックスもダイバーズ風だ。
■ケースサイズ/43㎜
■ムーヴメント/クォーツ
■防水性能/100m防水
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