腕元を飾るレトロモダンな腕時計

MADISON NEW YORK

腕時計の美しさが競われた’70年代の芳香が漂う3シリーズ

『マディソン』、『ラガーディア』、『マルコム』。これら3シリーズは、並べて見比べても少しも似ていない。しかし、それぞれに1970年代の匂いがする。
　マディソン ニューヨークのアイコン的存在の『マディソン』は「舷窓」風デザイン。’70年代以来のウォッチトレンドの王道で、「定番」と言ってもいい。
『ラガーディア』の立体的なカットクリスタル風防も’70年代に流行したオールドファンには懐かしい手法。世代によっては逆に新しく感じられるかもしれない。
　そして『マルコム』のまるで宇宙船の計器のようなケースデザイン。’70年代には、こんな宇宙をイメージさせるデザインのトレンドがあったのだ。
　いずれにしても腕時計が斬新で美しかった時代の雰囲気をまといながら、これらの３シリーズはそれぞれに個性的な雰囲気のダイヤルが与えられている。レトロモダンウォッチとは、’70年代レトロと現代をミックスして独特の世界観を持ったこんな腕時計たちのことを言うのかも。

Madisonマディソン

浪漫を漂わせ男心をくすぐる1本

オクタゴン（八角形）のベゼルで固定されたラウンドフェイスは、ちょっと昔の「船の窓」風。ケースと同色のカバーでストラップのバネ棒を隠す手法も’70年代ウォッチトレンドを彷彿とさせる。
■ケースサイズ／46㎜　■ムーヴメント／クォーツ　■防水性能／100m

La Guardia ラガーディア

昭和には懐かしく　令和には新しい……

クッション性が高く、ラグとの一体感を強めた肉厚ケース。ダイヤを思わせるカッティングクリスタルの風防も現代に甦った’70年代のトレンド。ダイヤルはアッパーとアンダーの2層になったレイヤードスタイル。
■ケースサイズ／43.5㎜　■ムーヴメント／クォーツ　■防水性能／100m

Malcolm マルコム

半世紀前のトレンドを想う

’70年代の宇宙船の計器類っぽい4点留めのベゼル。“Ⅲ”だけがローマンのダイヤルはモダンアートっぽいが、時刻やストップウォッチの視認性は高い。ベルトはラバーと金属のハイブリッドタイプ。
■ケースサイズ／47㎜　■ムーヴメント／クォーツ　■防水性能／100m

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