Home News 都市も海辺もある“永遠の都”ローマを反映した「フェンディ」のサマーコレクション

都市も海辺もある“永遠の都”ローマを反映した「フェンディ」のサマーコレクション

ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、永遠の都とその海岸、都会の生活と太陽の光が降り注ぐリゾート地、神話の一部でもあり現実でもあるローマの暮らしを反映した2024年サマーコレクションを発売いたします。

画像左:トップ¥264,000、ボトム¥225,500、「ミニ バゲット」¥305,800、「ロール スモール」¥255,200、イヤリング¥71,500/画像右:カーディガン¥255,200、トップ¥225,500、パンツ¥137,500、シューズ¥149,000、「ソフト トランク バゲット」¥404,800、ハット¥85,800、ネックレス¥75,900
※メンズハットは2024年6月発売予定、予定価格

「都市も海辺もある場所、ローマ。それは、ペトロニウス(Gaius Petronious)からパゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)まで現代から古代史までの対話なのです。喜び、余暇、仕事、ドラマ。ひと言でいえば人生、今日まで続く物語です。その精神と、それを拡大したローマの自由さを反映したコレクションにしたいと考えました。ローマではくつろぎと他の誰が何を考えていようとも気にしない姿勢、そしてその中にエレガンスがあります。女性は自分自身と人生のために衣服をまとうのです。それは何かではなく、何者かであることに付随する自信であり、品格なのです」
―キム・ジョーンズ(Kim Jones)、フェンディ クチュールおよびウィメンズウェア部門 アーティスティック ディレクター

ジャケット¥316,800、トップ¥100,100、ボトム¥207,900、サンダル¥113,300、「ロール スモール」¥255,200、「ナノ ピーカブー」¥207,900、ハット¥132,000、サングラス¥72,600、バングル¥104,500
※レディ・トゥ・ウェア、バッグは2024年6月発売予定、予定価格

2024年春夏 ウィメンズコレクションのショーの余韻が漂い、ペールブルーやビビッドレッド、ブライトイエローに、対比するニュートラルカラーが加わった心地よいパレットが鮮やかな夏らしい感覚で再解釈され、エレガントな実用性を発展させています。サーモンやゴールデンイエローといったフレッシュなカラーがアクセントに加えられ、ベージュとブラウン、ペールブルーとネイビーブルーといった洗練されたパステルカラーのパレットが、透明感のあるシルクや細身のテーラリング、またはスパンコールがあしらわれたニットが生み出すカジュアルでスポーティーなシルエットがコレクション全体に用いられています。“ドルチェヴィータ(甘い生活)”の魅力とともに、都市と海岸の両方を背景にローマの人々の自由に対する考え方が強調されています。

街中からビーチ、実用性と遊び心、静と動。フェンディの本質ともいえるデュアリズム(二面性)が、再びコレクションに散りばめられています。それは、1983年にカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がデザインしたブラックとタバコのストライプ、「ロゴのないロゴ」パターンとも言えるシグネチャー「ペカン(Pequin)」の復活と、夏らしいデザインにすべて要約されています。控えめに伝えられるラグジュアリーの純粋な表現が、イエローやライトブルー、ベージュ、ダークブルーといったブライトカラーと、ニュートラルカラーのバイカラーに再解釈されています。レザーのゴートゥ―ジャケットやシルクツイルのセパレート、軽やかなチュールドレスとパンツ、きらめくスパンコールがあしらわれたリブに見られるように、アウターウェアからビーチウェアまでコンテンポラリーなツイストが加わった「ペカン」がウィメンズのプレタポルテを豊かにします。

同様のムードはメンズコレクションにも反映され、スポンジからコットン、クロシェまで、夏らしい素材に「ペカン」が取り入れられています。ダークカラーの「ペカン」モチーフに染められたもの、ソフトな2Dカラーエフェクトの「FF」ロゴシャンブレーで変化が加えられたもの、あるいはメンズウェアのブリーチが施されたもの。ポップで実用的なコレクションにおける、デニムの幅がさらに広がっています。オーバーサイズのカーコートに「FF」ロゴシャンブレーが用いられ、クラシックなデニムジャケットが「ペカン」デニムに代わり、ジーンズやシャツドレス、ミニといったスタイルの拡大は、2024年春夏ウィメンズコレクションのショーでも見られます。デニムはメンズにおいても同様で、フェンディ 2024年春夏 メンズコレクションのショーに登場した、リネンやコットンの「FF」ロゴのフリンジパターンが使用されています。

バイカラーと、ウィメンズのプレタポルテ全体の生き生きとしたさまを強調する「フェンディ ラビリンス(FENDI Labyrinth)」。ローマの夕暮れを思わせる温かみのあるカラーパレットにインスピレーションを得たグラフィックが美しいメンズの「サマー イン ローマ(Summer in Roma)」。この2つのシーズナルプリントが「ペカン」とデニムの両方に使われています。背景が移り変わると、スポーツスタイルはサイクリング、スイムウェアやアクティブウェアまでカジュアルとフォーマルの間を行き来し、ローマの人々の無関心さを楽しく表現しながら、コレクションを完成させるとともに活気をもたらしています。

アクセサリーおよびメンズウェアを担当するアーティスティック ディレクター、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)によるアクセサリーが、コレクション全体の物語を包み込むとともに、さまざまな着用者に向けた魅力を放ちます。だれもが自分らしくあることを後押しし、ローマの自由を謳歌しようとするフェンディウーマンは、ひとりではありません。バッグおよびシューズにおいても「ペカン」ジャカードや「FF」ロゴデニム、ラフィア、ウーブンレザー、エンブロイダリーに加え、カジュアルとハンドクラフトが組み合わされたエキゾティックな夏のムードが取り入れられ、卓越したサヴォアフェールが表現されています。

「それぞれ違ってユニークであってもわたしたちはフェンディであり、フェンディウーマンです。フェンディニティです!」と、シルヴィア・フェンディは言います。

ライトなシーズナルテクスチャーとともに、シグネチャークラフツマンシップである「ペカン」がアイコニックな「バゲット(Baguette)」と「ピーカブー(Peekaboo)」バッグに加え、古文書にインスピレーションを得た新しい「ロール(Roll)」バッグを彩ります。「ロール」は元々「バゲット」と一緒に持つようデザインされたリバーシブルのショッピングバッグで今ではさまざまなシーンに合う3つのサイズで展開されます。プレタポルテとお揃いのバイカラーをまとったバリエーションはジャカード製で、内側と外側に「ペカン」と「FF」ロゴがあしらわれています。一方ハンドメイドによるインターレースワークマンシップが際立つ「ペカン」バージョンは、「ピーカブー アイシーユー スモール(Peekaboo IseeU Small)」、「オリガミ(Origami)」に同系色のバイカラーストライプを描き、ブライトイエローで縁取られています。

メンズでは、「ピーカブー アイシーユー ミディアム(Peekaboo IseeU Medium)」、と「ピーカブー アイシーユー ミニ(Peekaboo IseeU Mini)」、そして「ゴー トゥー ショッパー(Go To Shopper)」において、ライトブルーとダークブルーを組み合わせた新しい配色のジャカードで「ペカン」がカムバックを果たし、ライニングはコントラストカラーの「FF」ロゴで仕上げられています。

フェンディの卓越した素材使いを完ぺきに描写するように、さまざまなバッグとテクスチャー、テクニックにおいて自然な色合いのストローがバッグのラインナップを活気づけ、フォルムを見出しています。ナチュラルとブラウンのストロー製「ペカン」が、「バゲット チェーン(Baguette Chain)」とアイコニックな「セレリア(Selleria)」マクロステッチが光る「ピーカブー」、「サンシャイン ショッパー(Sunshine Shopper)」に新しい雰囲気をもたらしています。ライニングのない「バゲット」と「ピーカブー」に加え、「オリガミ」にマクラメが用いられています。加えて、プレーンのストローにフェンディのレタリングあしらわれた「ミニ バイ ザ ウェイ(Mini By The Way)」、「ミニ モン トレゾール(Mini Mon Tresor)」には、ブラウンレザーのディテールが施されています。特別なハンドメイドのワークマンシップが、メゾンのアイコンにさらなるスポットライトを当てています。ウーブンラフィアとゴールドスパンコールが融合した「バゲット」は6時間の手作業を要し、立体的なクロシェ編みの「ピーカブー アイシーユー プチ(Peekaboo IseeU Petite)」は11時間かけて編み上げられます。「FF」ロゴが再解釈されたエシカルな「ロール」バッグは、マダガスカル(Madagascar)の職人たちを支援する女性主導、女性中心の社会的責任のある組織、「メイド フォー ア ウーマン(Made For A Woman)」がナチュラルラフィアで製作し、そこにフェンディのレザーグッズ職人たちが「セレリア」ステッチを施したハンドルを組み立てています。

プレタポルテに続きバッグにおいても、デニムが配色や異なる素材に対するカジュアルなアプローチをもたらしています。ベージュのレザーディテールとのコントラストを成す「FF」ロゴのデニムジャカードの涼しげなブルーが「バゲット」や「オリガミ」、「ミニ モン トレゾール」といったミニサイズのアイコンにその領域を広げています。

メンズにおいては、ブルーデニムがアイコニックな「FF」ロゴジャカードのシーズナルカラーをまとって新しい表現方法を見出し、また「フェンディ ダイアゴナル(FENDI Diagonal)」にも興味深い変化を加えています。機能的でくつろいだルックの新しい「フェンディ コノ(FENDI Cono)」シングルストラップバックパックが、レザーグッズのオファーを完成させています。

エレガントに、そして実用的に、フットウェアがコレクションの基礎となっています。コレクションの背景は再び変化し時に交差し、カジュアルな環境や街中、ビーチにおいてフォーマルを位置づけます。しかしながら機能性や心地良さが置き去りにされることはありません。シューズコレクションの柱として、デコラティブな「バゲット」バックルと立体的なラバーソールがあしらわれた、「ペカン」と「FF」ロゴキャンバスのソフトなローファーが登場します。一方エフォートレスなキトゥンヒールからハイヒール、ナッパレザー製の「フェンディ フィーロ(FENDI Filo)」ミュールさらにはスライドまで、幅広く展開します。

ジュエリー部門のアーティスティック ディレクター、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)によるファッションジュエリーでは、「ペカン」に敬意を表した驚くほど発色のよいバイカラーのウッドが、主張のあるバングルやリング、ループイヤリングを飾ります。とりわけ大胆なシェイプが特徴的な「フェンディグラフィー」の再登場を通じて、卓越した素材使いが表現されています。

フェンディ 2024年サマーコレクションは、フェンディ直営店、および公式オンラインストアfendi.comにて順次発売いたします。