マノロ・ブラニクは、頻繁にイタリアにあるアトリエに篭もり、熟練した職人たちと共に、自身のクリエイションに命を吹き込んでいます。今シーズンのコレクションでは、イタリアの生活様式が、本来持っている芸術、工芸、そして美を表現しています。ルネサンス・マンの異名を持つブラニクは、その中心地であるフィレンツェに注目しました。サンダルは、ギャラリーをのんびりと散策したり、街路を散歩したりするときに履くことを想定しており、スプレッツァトゥーラ(SPREZZATURA)-力の抜けたエレガンス-の無造作な雰囲気を表現しています。これまでと同様、マノロ・ブラニクの匠の職人技へのこだわり、限りない創造性、そして比類なき色彩への愛情は、入念に考慮されたコレクションに織り込まれ、今を生きる男性のワードローブを完璧に引き立て、快適かつスタイリッシュに着こなすことを叶える仕上がりとなっています。
OTAWI
解放感を演出するクロスストラップのサンダル。マノロ ブラニクのサンダルとして2018年から続くスタイル。
INEZMU
クロスストラップに加え、アンクル寄りにもう1本ストラップを配したサンダル。
GLOBY
ダブルストラップと踝にベルトバックルを配したストラップサンダル。
マノロ ブラニク メンズコレクション
マノロ・ブラニクがメンズシューズのデザインを始めたのは、1970年代にさかのぼります。自分とブライアン・フェリー、ピーター・シュレシンジャー、デイヴィッド・ホックニー、マイケル・ロバーツなどの男友達のためでした。それから40年以上過ぎた2018年、ロンドン・バーリントンアーケードにメンズショップをオープンすることを決め、新たなドローイングを描き、アトリエに篭もり、職人たちと共に1足1足に生命を吹き込み、メンズコレクションを刷新しました。「エレガントでありながらかつウェアラブルであること」彼のエフォートレスシックなビジョンをベースに、シーズン毎にメンズシューズは進化し続けています。
MANOLO BLAHNIK
50年以上のキャリアを持つマノロ・ブラニクは、世界で最も影響力のある靴とアクセサリーのデザイナーの一人です。彼の靴とクラフトマンシップは、世界中の憧れとなり、熱心なファンを魅了し続けています。2019年、マノロ ブラニクは、イタリアのパヴィア県ヴィジェヴァーノに自社アトリエと生産施設を取得した。
マノロ ブラニクは、ニューヨーク・マンハッタンの象徴的なマディソン・アベニューにある旗艦店を含め、18の単独ブティックを運営しています。そして、ヨーロッパ、北米、アジア、オーストラリアの30カ国に270以上の店舗を展開しています。また、独自のグローバルEコマース・プラットフォーム(www.manoloblahnik.com)も運営しています。
長年に渡り、ブラニクは英国の独立系ラグジュアリー団体であるウォルポールが授与するthe Luxury Legend Awardや、FIT美術館のクチュール・カウンシルによるAward for Artistryなど、世界中で数々の称賛を受けてきました。2007年、故エリザベス女王2世は、マノロ・ブラニクの英国ファッションへの貢献を称え、大英帝国名誉勲章(CBE)を贈りました。著書も多数あり、最新作は、2017年にリッツォーリ社から出版された「The Art of Shoes」。靴、バッグ、ベルト、スカーフなどのレディースコレクションとともに、メンズコレクションも自身でデザインしています。
2021年、マノロ ブラニクは、50周年を記念して「The Manolo Blahnik Archives:‘A New Way of Walking’」を発表。このインタラクティブなバーチャルエキシビションでは、メゾンのアーカイブの幅広さと、靴職人の絶え間ない革新への渇望が探求されています。2023年、このデジタルエキシビションは、「The Craft」と呼ばれる新しいバーチャルルームをオープンし、イタリアのアトリエの舞台裏を紹介しました。マノロ・ブラニクのデザインプロセスや独自のテクニックを視聴し、アイコニックなシューズの数々に命を吹き込む本物の職人を垣間見ることができる画期的なエキシビションです。
https://www.thearchives.manoloblahnik.com/