Home News 浮玉ガラスをアップサイクルしたグラスウェア「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」

浮玉ガラスをアップサイクルしたグラスウェア「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」

2024年5月1日(水)~7日(火)、大丸東京店で展示販売会を開催

ガラス食器の製造販売を行う石塚硝子株式会社連結グループ子会社の北洋硝子株式会社が作り上げる「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」が、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード2024」において、ソーシャルプロダクツ賞を受賞しました。

【受賞製品のご紹介】
「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」は、浮玉ガラスをアップサイクルしたグラスウェアシリーズです。時代とともにほとんど使われなくなったガラス製の浮玉は、漁師の廃業や廃棄が難しいなどの理由から、漁港に積み上げられて放置されることもあり、処分に困った漁師たちから相談が寄せられることが増えました。私たちはかつて浮玉製造を担ってきたガラス工場として「今ある資源を無駄にしたくない」「青森の美しい景色を守りたい」との想いから、浮玉を回収し、洗浄・粉砕・溶解を経て職人の手で再度成形し、再生を実現しました。深みのある青緑色や気泡は、かつて海に浮かんでいた浮玉ならではの素朴な表情です。青森の海に想いを馳せ、趣のある風合いをお楽しみください。

【審査員コメント】
海洋プラスチックごみが注目される中、ガラスの浮玉問題に焦点を当て、その課題を解決しようというアプローチは希少性がある。製造したものに対して責任をもって回収し、100%再利用している点が魅力である。青緑色の色味やガラスの質感がよく、職人の技が光るガラスの花器や日用品は様々なインテリアに合うように設計されている。特に浮玉の色合いには、海を想起させる味わいがある。津軽の歴史や浮玉にはじまる質の高いガラスの技術など、生活者からの共感を集めるであろう。商品のさらなる展開により、浮玉の社会的課題がより注目を集め、伝統的な「津軽びいどろ」の技術の継承が嘱望される。

【ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)】
SPAは、ソーシャルプロダクツ※の普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。
※ソーシャルプロダクツとは、「エコ(環境配慮)」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。

■ソーシャルプロダクツ・アワード 2024 大丸東京店 展示販売会

日時:2024年5月1日(水)~5月7日(火) 10:00~20:00
場所:大丸東京店 9階(〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1)
※営業時間は変更する場合があります。最新情報は大丸東京店ウェブサイトでご確認ください。
大丸東京店ウェブサイト
https://www.daimaru.co.jp/tokyo/

■北洋硝子株式会社

1949年、青森県青森市で漁業用の浮玉を製造する工場として創業。1973年には国内トップの生産高となりました。時代とともに樹脂製の浮玉が主流となってからは、浮玉製造で培ったガラス成形の技術を応用し、青森の自然をイメージさせるハンドメイドガラスの創作に取り組み、伝統工芸品「津軽びいどろ」を生産しています。色ガラスの調合や溶融、成形などの高い技術を持っています。
https://tsugaruvidro.jp/