スイス機械式時計ブランドのオリスが定期的に発表する社会貢献活動支援モデルシリーズ、この夏の新作
海洋生物を危険にさらすゴーストネット(廃漁網)をアップサイクルした文字盤のダイバーズウォッチで、ゴーストネットを回収して再利用する活動を支援します。
オリスジャパン株式会社は、ゴーストネットと呼ばれる廃漁網をアップサイクルした文字盤のダイバーズウォッチ、オリス x ブレスレットを発売します。オリスは2010年から海洋環境保全活動支援のための限定モデルを数多く発表しており、この度もそのシリーズの新作としてご紹介します。
オリスはスイス、ヘルシュタインの本社で環境負荷を激減させる努力を続けており、供給元のパートナーにもサステナブルな会社を選んできました。慈善団体や非営利団体、社会企業など志を共有する組織とのパートナーシップも構築しております。
海洋プラスチックごみの問題は深刻です。例えば、ハワイとカリフォルニアの間で漂う「太平洋ゴミパッチ」はドイツの4.5倍の面積があり、その46パーセントは量の途中で失われたり、捨てられたりした漁網だといわれます。それらの網は無駄になっているだけでなく、漂流中に海洋生物を捕らえて死に至らしめることもあります。年間数百万トンの漁網が海に放出され、その廃漁網は4~500年漂流を続けるという専門家もいます。
廃漁網が問題視されるようになったのは比較的最近のことで、この度オリスのパートナーとなった社会企業ブレスネットを創設したベンジャミン・ウェンケやマドレーヌ・ヴォン・ホヘンタールのような人々のおかげで世の中の注目を浴びるようになったのです。彼らは、2015年にタンザニア沖でダイビングをしているときにこの問題に気付いて、これを何とかしたいと強く思い、ゴーストネット(廃漁網)をアップサイクルしてブレスレットを作り始めました。それがブレスネットの始まりです。現在それらの、海洋生物の命を奪いかねないゴミを使って、アクセサリーなどいくつもの製品を作っています。ゴミから美しいものを作り出すだけでなく、それを身に着けることでその活動に参加することが出来るのです。
そしてこの度、リサイクルゴーストネットで作られた美しいダイアルの特別なアクイスデイト、オリス x ブレスネットを発表いたします。
この万華鏡のようなパターンのダイアルは、グリーン、ブルー、ホワイトの網の切れ端をゆっくり溶かしたあと冷却して薄いプレートにしたものを切り抜いて、厚さ0.3ミリまで研磨して作ります。漁網の切れ端以外何も添加していません。そして同じものは2つとありません。
このモデルは、ケースサイズ43.5ミリ36.5ミリの2種類からお選びいただけます。いずれも自動巻で、逆回転防止ベゼルを装着した、30気圧(300メートル)防水の本格ダイバーズウォッチです。何よりの特徴は、私たちが目指す世界への変革のシンボルであることです。
オリス x ブレスネットは、アクイスデイトにゴーストネット(廃漁網)をアップサイクルしたダイアルをセットした特別なモデルです。2つと同じものはありません。
詳細
ケース:マルチピースステンレススチール
サイズ:43.5mmと36.5mmの2サイズ
ダイアル:アップサイクル廃漁網
ルミナスマテリアル:時分秒針にスパールミノバ充填
風防:サファイアクリスタル、両面ドーム仕上げ、内面無反射コーティング
ケースバック:ステンレススチール、ねじ込み式、ミネラルガラス、スペシャル刻印
オペレーティングディバイス:ステンレススチール製ねじ込み式リューズ
ブレスレット:マルチピースステンレススチールブレスレット、セキュリティフォールディングクラスプ(43.5mmはクラスプエクステンション付)
防水:30気圧(300m)
ムーブメント:ナンバー オリス733
機能:時分秒針、6時位置にデイトウィンドウ、デイトコレクター、ファインタイミングデバイス、ストップセコンド
ワインディング:自動巻
パワーリザーブ:38時間
税込価格:385,000円
発売:2023年9月(予定)
ORIS オリス
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