ブシュロンは、新作ハイジュエリーコレクション“More is More”を発表しました。コレクションの構想が始まったのは、ロックダウンの最中の2020年のこと。世界中が閉塞感や先が見えない未来に対して不安を抱え、明るく楽しい気持ちを忘れかけてしまっていたとき、ブシュロンのクリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌはこの突然の出来事に対応していくための答えをハイジュエリーデザインの中に探しだしました。そして、大胆な発想で革新的な今回のハイジュエリーコレクションを提案したのです。サイズやフォルム、素材の制約から解き放たれ、ハイジュエリー制作の慣習までも変えるクリエイションは、悲観的な世の中に対してオプティミスティックなムードを想起させる幸福感あふれるコレクションとなりました。
クリエイティブレクターの強い思いと情熱から生まれたハイジュエリーコレクションは、ベーシックなシルエット、シンプルなデザインに対して、ポップなカラー使い、贅沢なほどのボリュームでユニークな表情に仕上げられました。まるで10代の頃のダイアリーのように、クレールのムードボードはポップな色彩、明るい表情、幾何学的なデザイン、モチーフで埋め尽くされています。球体、立方体などの図形。挑発的な表情や満面の笑みのモデル。幼き日に影響を受けた思い出のデザインから、新しいハイジュエリーコレクションの輪郭が浮かび上がります。このコレクションは、ポップアート、メンフィスなど、当時のルールや慣例から解放された視点を持ったアートからインスピレーションを得ています。現実世界にユーモアや彩りを加え、楽しさや喜びの溢れる世界へと変貌させるようなエネルギーを持つクリエイションです。重力に逆らうかのようなビッグサイズのリボンのジュエリーや、肩を覆い尽くすほど大胆なネックレス。まるでスケッチ画のようにフラットなジュエリーなど、ハイジュエリーの既成概念にとらわれない作品が登場します。
新しい素材、完璧なフォルム、宝石のセッティングなどあらゆる点において妥協を許さず、チャレンジを続けるデザインスタジオとアトリエによって、そのすべてが可能となります。特に、ブシュロンはジュエリー制作において、感情を揺り動かし、喜びや感動を与えることに独自の価値を見出し、それを追求しています。 メゾンが165年にわたって継承してきた価値観は、メゾンの生み出すジュエリーによって表現すべき最も重要なことであると考えます。
新作ハイジュエリーコレクション“More is More”の類まれなクリエイションは、技術性、実験性、機械加工によってユニークさを表現した真のハイジュエリーです。素材、宝石、色彩を組み合わせることで、大胆さと独自性を際立たせます。ハイジュエリーの価値を最大限に尊重しながら、その枠を超えること、そしてプレシャス(貴重であり、価値あるもの)の意味を問いかけることで、これらのクリエイションは、私たちをさらに新しい領域に導きます。無垢なるものがあらゆる制約から解放され、美しさや魅惑を受け入れ、洗練された爽快な世界です。
ブシュロン
1858年にフレデリック・ブシュロンが創業し、自由な精神とスタイルが継承されてきたブシュロン。パリ・ヴァンドーム広場にブティックを構えた最初のハイジュエラーとして、ブシュロンはジュエリーとウォッチの分野において、メゾンの地位を確立してきました。自由で大胆な精神を持つブシュロンの唯一無二のスタイルは、世代を超えて受け継がれ、160年以上の歴史を誇ります。現在、ブシュロンは世界各国で73以上のブティックを展開し、国際的なラグジュアリーグループであるケリングに属しています。
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