「革」とひと口に言っても素材や風合いは様々
服や小物に使われる「革」の中で、もっともメジャーなのは牛革。素材名が具体的でなく「革製」としか書かれていないものはすべて牛革と言って良く、圧倒的なシェアを誇ります。その他の革で比較的多いのは、羊・山羊・鹿・馬・豚。さらに、スムース・スエード・ヌバックなど処理の仕方によって同じ素材でも風合いや表情が異なり、革の奥深さを垣間見せてくれるようです。
ZELE-PARIS
オーストリッチ ポシェット
バックポケットとストラップを備えたポシェット。タテ17cm×ヨコ9.5cm×マチ3.5cm。37万8000円
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ZELE-PARIS銀座本店
https://www.zele-paris.jp/
TEL:03-3575-1155
粋人を虜にするエキゾチックレザーの魅力
さて、その革ですが、前述の動物以外から採る「エキゾチックレザー」と称されるジャンルがあります。爬虫類ならワニ・ヘビ・トカゲ、魚類ならサメやエイ、ほ乳類なら象。いずれも各々の特性を活かしたデザインや製法がなされており、模様の美しさ次第では非常に高値になることも。そして、コチラの「ZELE-PARIS」の小物で使われている「オーストリッチ」もエキゾチックレザーの一種なのです。
ZELE-PARIS
オーストリッチ パスポートケース
使われているオーストリッチは1枚革で、わかる人にはわかる贅沢仕様。タテ15cm×ヨコ12cm。29万8000円
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ZELE-PARIS銀座本店
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「ZELE-PARIS」らしく上質なオーストリッチ小物
オーストリッチとはダチョウの革のこと。表面の点々「クイルマーク」はダチョウの羽を抜いた跡にできる突起で、このクイルマークが製品の前面にしかないものを「ハーフポイント」、前後両面にあるものを「フルポイント」と区別します。というのも、クイルマークはオーストリッチを象徴する模様なのですが、実は革全体の半分にも満たない面積にしか存在しないから。なので、このZELE-PARISのパスポートケースのような1枚革でのフルポイントは、クイルマークの面積が広いだけでなく並びも美しい革でないと不可能で、非常に価値が高いのです。次の海外旅行はこれらを持って、ゴージャス気分で出かけてみてはいかが?