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伝統のクロノか? エレガントなクォーツか?

CATOREX

時代を超えて愛されるクラシカルという媚薬

　カトレックスのクロノ／クロノクラシックシリーズは、タキメーターとテレメーターを備えたクロノグラフ＆デイト。燃費や航続距離の計算をパイロットが自分で行った時代の「飛行機時計」を彷彿とさせる、というか「その時代から何も変わっていないのではないか」と思いたくなるほどのオールドスクールなスタイルだ。搭載するクロノグラフムーヴメントのETAバルジュー7750は現代の名機と言われ、これもまた「その時代」からの数々の名声をDNAとして受け継いだモデル。アンティークウォッチに詳しい人なら、そのあたりのストーリーなどは聞き覚えがあるのではないだろうか。
　そしてカトレックス『８１５８』は、時・分・秒のセンターハンズタイプにデイト機能が付いている「アティテュード」というシリーズ。’70年代から’80年代、腕時計はクォーツがブームとなり、より薄いことがトレンドとなった。この『８１５８』は、その時代のエレガントな雰囲気を今に伝えている。今、改めて見ても実に美しいデザインだ。