Watch

モダンを装うネオ・トラッドスタイル

roberto cavalli BY FRANCK MULLER

腕時計の基本コンセプトは
昔からずっと「今」のまま

　18世紀の終わり頃には腕時計は存在し、懐中時計はもっと前からあったと言われている。そして、時計のデザインはその頃からあまり変わっていない。時代、時代で新しい機能が現れるが、基本は時針が12時間で1回転する間に分針が12回転し、秒針は60秒で1回転する。インデックスはローマ数字かアラビア数字、バー型かクサビ形か、それほどバリエーションはない。
　ムーブメントや素材はけっこう進化しているし、加工技術や設計も進歩しているのに、見た目だけが変わっていない。それはつまり、既存のスタイルがベストだということ。200年前の人も、令和の時代に生きる人も、同じような腕時計のダイヤルから時を読んでいる。

005 series

コンビモデルで楽しめば
ヴィンテージ感は倍増！

20世紀初頭の懐中時計をそのまま腕時計にしたような雰囲気のあるシリーズ。ローマ数字のインデックスもいたってオーソドックスで好感度が高い。不規則に波打つダイヤル上の細工も懐中時計時代から脈々と受け継がれてきたようなデザイン。
■ケースサイズ／44㎜　
■ムーブメント／クォーツ　
■防水性能／50ｍ

RV1G005M0081
SS×SS(RG加工)。シルバー文字盤。SSベルト。
14万0800円

RV1G005M0071
SS×SS(YG加工)。シルバー文字盤。SSベルト。
14万0800円

013 series

そのシンプルさが
時計マニアを魅了する

1時間おきにローマ数字とバータイプのインデックスを並べる「飛びローマン」も懐中時計の時代からある手法。ダイヤルは無地のセンター部に対し、外周には小紋のような細工を施して凝った意匠を強調している。
■ケースサイズ／40㎜　
■ムーブメント／自動巻　
■防水性能／50ｍ

RV1G013L0041
SS(RG加工)。シルバー文字盤。ブラウン本革ベルト。
13万7500円

RV1G013L0051
SS(BK加工)。ブラック文字盤。ブラウン本革ベルト。
13万7500円

145 series

腕元も心も振動する
機械式のムーブメント

八角形のケース、ラウンドベゼル、ダイヤル全面に施された亀甲柄の細工などにファッション界の巨匠、ロベルトカヴァリらしさを感じさせるが、全体的なイメージはレトロ風。12時位置の窓からムーブメントの一部を見せる「オープンハート」ダイヤルも昔から時計好きに親しまれてきたスタイル。
■ケースサイズ／42㎜　
■ムーブメント／自動巻　
■防水性能／100ｍ