新感覚の漆タンブラー「KISSUL」に4色の日本の伝統色が新登場

味わいのある色漆の新カラー

合同会社COCOOが運営する日用品ブランド「COCOO(こくう)」は、独特の手触りと心地よい口当たりが特徴の漆タンブラー「真空漆 KISSUL(キッスル)」の日本の伝統色シリーズ4色を、12月8日(金)よりCOCOO オンラインショップ、一部取扱い店にて発売開始します。

落ち着きと奥行きある日本の伝統色で、暮らしに彩りを

このたび発売する「真空漆 KISSUL」色漆シリーズは、共同開発する京都の老舗漆屋「佐藤喜代松商店」の独自の漆の調色技術と、漆の「焼き付け技法」の応用により生まれました。佐藤喜代松商店は、全国でも類を見ないほど多彩な色漆(いろうるし)を得意とし、取り揃える色漆の数はなんと100色以上。その色見本の中から「白茶(しらちゃ)、紫紺(しこん)、藍(あい)、黒緑(くろみどり)」の4色の伝統色を厳選しました。華やかさもありながら主張しすぎない 焼き付け技法ならではの深みのある色味が、和洋どちらの空間にも調和します。漆タンブラーの独特の質感と合わせてお楽しみください。

【白茶(しらちゃ)】
江戸時代後期に、茶人や数奇者に粋な色として好まれた色
【紫紺(しこん)】
紫草の根で染めていた紫根染めの色。
【藍(あい)】
植物である藍に由来する色素を由緒とする色。
【黒緑(くろみどり)】
暗緑とも言われる、暗い木陰のような色。

「真空漆KISSUL」の5つの特徴

■やさしい魅惑の口当たり
天然漆ならではの有機的な口触りを実現。唇にしっとりやさしい口当たりが奥深き余韻に誘いながら新たな味わいを感じさせてくれます。
■飲みごろ・食べごろの温度をキープ
真空魔法びん構造で保温・保冷効果を発揮。おいしい温度を保ちつつ、両手で持っても熱くなく結露も防ぐので、テーブルを濡らしません。
■いつも清潔。丈夫で長く使える
優れた耐久性で食洗機が使用でき、丈夫で長持ち。抗菌性に優れ、いつも清潔に使用できます。
※食洗機耐久性試験合格(第三者機関にて試験済み)
■どんな飲料・食材でも使用できる
漆は酸性・アルカリ性に強いため、コーヒーや酒類・アイスクリームやスープ・惣菜などあらゆる飲料や食品を入れて楽しむことができます。
※酸・アルカリ性耐久性試験 合格(第三者機関にて試験済み)

【商品情報】真空漆 KISSUL 色漆 全4色
・価格:  各7,920円(税込)
・カラー: 白茶(しらちゃ)、紫紺(しこん)、藍(あい)、黒緑(くろみどり)
・サイズ: φ79 × H72 mm / 210 ml / 92g
・素材:  本体:ステンレス鋼、塗装:天然漆、山科地之粉
・販売URL: https://co-coo.jp/products/kissul/iro-urushi/
COCOOオンラインストア 他、COCOOお取扱い店舗にて随時販売開始予定。

京都西陣の漆屋だからこその色漆技術

佐藤喜代松商店の先進的な漆の特徴の一つが、発色の良い色漆とそのカラーバリエーションです。その色の種類は業界内では類を見ない100色以上にものぼります。色漆が発展した背景には、豊かな色彩が特徴の「西陣織」の用途がルーツで、なかでも粋を極めた特別な高級帯をつくるために色漆が使われていたとか。生み出される色の中には、佐藤喜代松商店にしか出せないものもあり、微細な色彩表現にこだわる人間国宝の漆芸家に重宝されるほど。

日本の漆産業から動かす、日本のものづくりの経済循環

漆の国内需要は、石油化学の発展やライフスタイルの変化により減少し、現在の消費量は約100年前のピーク時から99%減の約26トンに(2022年値)。同時に後継者不足により漆職人の数も減少し、産業は衰退の一途をたどっています。COCOOは共創パートナーと連携しながら、漆タンブラーの中量生産・販売に加え、新たに「メンテナンス」という事業を創出することで、漆産業の雇用を生み出していきます。

【共創パートナー】佐藤喜代松商店

大正10年創業の京都の漆(うるし)製造店「佐藤喜代松商店」は、漆精製職人として伝統的な技術を継承する傍ら、漆を科学的に研究し、革新的な漆の用途開発を続けています。漆への科学的なアプローチにより、建築や自動車、靴、金属工具、世界的な作家のアートワークなど、幅広いジャンルのものづくり・用途開発に取り組んでいます。
https://urusi.co.jp

合同会社COCOO

COCOO(こくう)は、「小さく豊かに暮らす」を哲学に、“心地よさ”の探究を試みる日用品ブランドです。目指すのは、快適さや温もりのこもったモノたちに囲まれた、華美でなくとも豊かな世界の実現。日本に眠る技術の原石を掘り起こし、各地の匠たちと心を通わせながら丁寧に仕立て直すことで、長く愛されるものづくりを続けていきたいと考えています。今後は工芸・工業産業の活性化や次世代職人の副業サポートなど、徐々に活動範囲を広げていきます。