クリエイティビティ溢れる「ジェラルド・ジェンタ」の新作ウォッチ

最も「ジェンティッシマ」らしい、あらゆるディテールにおいて温もりとエネルギーを放つ最新タイムピース「ウルサン ファイアーオパール」

「ジェンティッシマ ウルサン」コレクションにおいて4作目となる本モデルは、デザインと創造性でウォッチメイキングの伝統の枠を押し広げるジェラルド・ジェンタ・ラボが直々に手掛けたもの。美学と構造の面において、ジェンタ氏のレガシーが一目で感じられるでしょう。このリミテッドエディションのウォッチのイエローゴールド製のケースの周りには、個別にネジ止めされた宝石ファイアーオパールが並びます。このタイムピースはクリエイティブな無限の可能性を提供するコレクションであり、独自性やエレガンスを求める人々の出発点となるというメゾンの哲学に沿っています。

デザインと個性の差別化が最優先されたこの「ジェンティッシマ」コレクションの最新作は、美の追求に対する絶え間ない努力の結晶であり、ジェンタ氏の直感的かつクリエイティブな才能と美しい宝石に対する慧眼にオマージュを捧げたもの。ファイアーオパールは、メキシコ全土の火山の地下深くから産出され、溶岩の中に水が閉じ込められることで独特なイエローやオレンジ、またはレッドの色素が生まれます。この複雑な宝石は、地質学者を何世紀もの間、困惑させてきた特殊な化学組成からなるもの。この石の魅惑的なオレンジの色調や創造性や自信を高めるシンボルとしてのその意味合いが、ジェラルド・ジェンタのアーティスティック・ディレクター マチュー・エジにインスピレーションをもたらしました。「このクリエーションを通じて、『ジェンティッシマ ウルサン』のクリエイティブコンセプトの境界を押し広げ、稀少な宝石をまとったアイテム提供すると共に、有機的な色や美しい宝石、そして美に対するジェンタ氏の情熱に敬意を表した」とエジは説明しています。

受け継がれる「ウルサン」のデザインのレガシー

「ウルサン」の物語は、1994年にジェンタ一家がバカンスに訪れたコルシカ島からはじまります。フランス語でウニを意味する「ウルサン」。その姿に魅了されたジェラルドはいつものように、その場で直感的に最初のデザインのスケッチを描き下ろしました。棘のある球状の外観は、ビーズで飾られた丸いケースのウォッチの形となり、本コレクションのすべてのバリエーションにおいて、ウォッチに特有の魅力を与えています。

そして30年後、「ウルサン」は、メゾン ジェラルド・ジェンタにとって奥深さに満ちた新章を切り拓きます。コレクションの4作目は、ジェンタ氏ならではのユニークな美的感覚とシンボルとしての意味を持つパワフルな宝石への魅力をさらに探求。

アステカ時代から現代にいたるまで、「ジョワ・ドゥ・ヴィーヴル(生きる喜び)」、幸福、創造性の高まりを象徴するファイアーオパール。これらの宝石の純粋な美しさを超えて、その意味は、ウォッチデザインへのジェンタ氏の直感的かつパーソナルなアプローチと共鳴します。

コレクションの中で最も華やかなモデルであり、ファイアーオパールの暖かな色調を反映するオレンジのカーネリアン製のダイアルを配した「ジェンティッシマ ウルサン ファイアーオパール」。それを構成する曲線のすべてが、自信とエレガンス、そして内なる力強いエネルギーを物語ります。

ジェラルドの妻 エヴリン・ジェンタにとって、「ウルサン」は今日にいたるまで、お気に入りのデザインの1つ。「『ウルサン』は、ジェラルドが最も誇りに思っていた数少ないクリエーションの1つ。実際、彼はそれをほとんど売りたがらず、親しい友人や顧客のためだけにごく少量しか製作しなかった。新作『ウルサン ファイアーオパール』を見ると、ジェラルドのことを沢山想い出す。彼がどれほどウォッチを宝石で飾ることを愛し、それをさまざまな光源を当てて眺めるのを楽しんでいたかを。宝石が光捉える多様な姿は、彼にとって無限とも言える魅力の源であり、美の定義そのものだった」と彼女は語ります。

鮮やかな美学を通してジェンタを表現

このウォッチのデザインは、ジェラルドのレガシーを鮮やかなデザインを通して継承すると共に、人々の視線を捉える遊び心と一目で分かる情熱的な輝きを放ちます。

オリジナルのデザイナーの直感的でクリエイティブなアプローチを受け継ぎ、感覚的にデザインされた新作「ウルサン ファイアーオパール」。これは、卓越したデザインをタイムレスなエレガンスや洗練性と組み合せることの難しさを知る人々の心を掴むでしょう。

この石は、芸術家や音楽家、そして創造性への刺激を求める人々と歴史的に結び付いており、予期せぬものをアートへと昇華させることを象徴しています。ジェンタ氏ならではのデザイン原則は、現代的なひねりを加えられながらもいたるところに見出すことができます。ダイアルはオレンジのカーネリアン製で、ジェンタ氏のシグネチャーのフォルムであるファセットカットを施したクリスタルも、ケースのわずかに八角形を帯びた内側の縁にあしらわれています。

直径約36mmのイエローゴールド 3N製ケースには、ガラスブラスト仕上げが施され、同じくイエローゴールド 3N製のピンで個別に1つずつケースにネジ止めされた137個のファイアーオパールの輝きとコントラストをなします。

「ラ・ファブリク・デュ・タン」のマスターウォッチメーカー ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニは、「デザインを引き立たせるため、ディテールにいたるまで細心の注意を払ってこの製品を作り上げた。自動巻き『ゼニス エリート』ムーブメントのために、18Kイエローゴールド製の専用ローターを設計した」と語ります。

「ジェンティッシマ ウルサン」

【ケース】
・素材:イエローゴールド 3N、イエローゴールド3N製のピンで
個別にネジ止めされた137個のファイアーオパール
・ケース径:36.5mm
・厚さ:9.64mm
・防水:30m
【ダイアル、針】
・ダイアル:5分ごとのマーカーにイエローゴールド 3N製のドットを
あしらったオレンジのカーネリアン
・針:イエローゴールド 3N
【ムーブメント】
・キャリバーGG-005 – 再設計されたローターを装備した「ゼニス エリート」
・パワーリザーブ – 振動数:~50時間 – 50 Hz
・直径:25.6 mm
・厚さ:3.65 mm
・部品数:126
【ストラップ】
・ラグ幅 – ストラップ素材:17.5 mm -ブラックアリゲーターレザー
【発売時期】
・2025年5月(予定)

ジェラルド・ジェンタ

1969年に設立されたジェラルド・ジェンタ ブランドは、マエストロのジェラルド・ジェンタによる、特別な顧客のための特別なウォッチを製作するという明確なミッションの下、自身のハイウォッチメイキングのビジョンを具現化してきました。1973年に発表した初のウォッチを皮切りに、ジェラルド・ジェンタは、円形と直線的な幾何学的形状の相互作用を前提とした型破りな美的アイデンティティを確立。1981年には自身初の超薄型のミニッツリピーター ウォッチ、1994年には当時最も精巧なウォッチであったグランドソヌリを発表し、独立系ウォッチメイキングにおける初期のパイオニアの1人として尊敬を集めました。
特にグランドソヌリには、5年にもおよぶ研究開発を必要としました。ウィットと奇抜さを決して恐れないジェラルド・ジェンタは、1984年以降、ディズニーのアニメキャラクターをハイウォッチメイキングの複雑機構と大胆に組み合わせました。それは、当時のウォッチメイキング業界を抜本的に変化させる新たな方向性でした。そして現在、ジェラルド・ジェンタ ブランドは、共にジェンタと協業したミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの監修の下、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の支援を得て復活を果たしました。
ブランドは、ハイウォッチメイキングの複雑機構を想像力に富んだ時計作品へと再解釈するという、ジェンタのDNAと妥協のないアプローチを復活させることに焦点を当てています。
https://www.geraldgenta.com/
https://www.instagram.com/geraldgentaofficial/

「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」について
2014年の設立以来、「ラ・ファブリク・デュ・タン」はルイ・ヴィトンのための複雑機構を独占的に製造しています。その結果、2014年に初めて「ジュネーブ・シール」を取得したトゥールビヨンや38のタイムゾーンを同時に表示できる「エスカル ワールドタイム」、400個のコンポーネントからなる「タンブール ミニッツリピーター」、1ブロックのサファイアクリスタルから作られたケースを装備した「タンブール ムーン フライングトゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイアクリスタル」の発表へと繋がりました。ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの監修の下、「ラ・ファブリク・デュ・タン」のクリエーションは、ルイ・ヴィトンと協業することで、GPHG(ジュネーブ時計グランプリ)において2つの賞を受賞。過去には、一流ウォッチメーカーの数々の受賞にも貢献してきました。